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顔面プロテクター(ボクシング)
スポーツ歯科の研究ジャンルには、スポーツ時の歯や顎顔面のプロテクターを扱ったものがあります。
スポーツマウスガードやフェイスガードもそのひとつです。
上写真はボクシング用の顔面のプロテクターです。
顔面への負傷を最小限に防ぐことを目的とし、安全性が高いと謳われています。
形があまりにもユニークで何故この形になったのか不思議です。
頭蓋骨をみると額や頬の骨が突出しているのが目立ちます。
解剖学的には骨の突出している部分を保護するとこの形になります。
他にこの様な形はないものか調べてみました。
上写真は面頬の一種で昔の鎧兜です。
突出している部分は、すっぽりと隠れました。
何処かで見た様な顔になりましたよね。
チンパンジーの毛の生えている部分も同じ形をしています。
だから猿頬とも言うそうです。
身体の傷つきやすいところ、弱いところにその部分を守るために毛が覆われているとしたら、この形態こそ必然的なのかもしれません。
もう一つ突出している所があります。
顎です。
鎧兜では顎は様々な独立したプロテクターがあり、実によく考えられています。
ボクシング等ではスポーツマウスガードが顎への衝撃を軽減します。
スポーツ時には、スポーツマウスガードをしましょう。
災害時の感染予防対策
非常持ち出し袋、普段から玄関など持ち出しやすいところに置いておくと、いざという時あわてずにすみます。
避難所などで困るのは感染対策です。
マスクやゴム手袋などは入れていることが多いのですが、水が使えなくても手指消導が可能な速乾性アルコール手指消毒液などを入れておくと便利です。
接触感染などは手の消毒などで予防できます。
災害時でなくても、普段の外出時にも携帯用の速乾性アルコール手指消毒液などを持っていると安心です。
天候と感受性
【雨蛙が鳴くと雨が降る。 】とよく言われます。
雨蛙の薄い皮膚で湿気や気圧の兆候をいち早く感じ取って鳴くのだそうです。
蛙が鳴いて30時間以内に雨が降り出した割合は、50%から70%にもなるという報告もあります。
ところで、【雨が降ると歯が痛む。】方がおられます。
低気圧が近づいてくると天気が悪くなり、雨が降り出します。
気圧が下がるということは、山に登った時と同じような変化が歯に起こってしまう可能性があります。
歯の中には、神経の部屋(歯髄腔)があります。その空洞は気圧の変化で圧迫され、それが歯痛になるのです。
天候を敏感に感じて歯が痛む方、また高地に行ったときや飛行機に乗って痛みを感じる方は確かにいます。
そのような痛みがあれば念のため一度歯科医院を受診してください。
ムンクの叫び(顎と体幹)
有名なムンクの「叫び」の絵です。
絵心はありませんが、あくまでも医学的な見地から鑑賞しています。
作者は医学的な事を把握して描いたと思われるほど正確です。
まず顎が(向かって)右にずれています。
左側の方が引っ張られる量が多くなるので眼、鼻の穴が微妙にリアルに変形しています。
口唇の形も卵型が斜め右下に変形しています。
思わず顔に添えた手は右に顎がずれた分顔面と密着しているのに対し左側はほんの少し隙間が開いています。
ほんの一瞬ですが時間の経過を感じます。
橋の手すりと地面の走行が直線なのに対して、身体の曲線がこの人に非常事態が起こった事を想像させます。
立っているのが困難であろう体勢は今にもぶっ倒れそうに感じます。
肩の奥行きが左右非対称で身体が三次元的に捻りが入っている体勢です。
この体勢を真似ようものなら筋肉を傷めそうです。
後ろに立っておられる二人の姿勢が良すぎるのでよりインパクトが大きく感じられます。
今正に人生で一番驚嘆し思わず叫んでいる様が伝わってきます。
歯磨きとタイミング
上の絵は昔の歯磨き風景です。歯ブラシである房楊枝を使用しています。
昔から日本人はよく歯を磨いてました。
現代では、食後直ぐに歯を磨くのが効果的であると言われていて、そうするのが習慣になっている方も多いでしょう。
しかし、食後お茶などをゆっくり飲んでくつろいでからのほうがいい場合もあるのです。
酸性の強い食事をしたあとは口の中も強い酸性になっています。
例えばワインはphが2~3.5ぐらいなので、非常に強い酸性です。
ヒトの歯はph5.5ぐらいから溶け出すので、ワインを飲みながらの食事では、エナメル質が柔らかくなっています。
対処法としては、チーズなどの乳製品を一緒に食べるとよいでしょう。チーズはカルシウムを多く含んでいて、歯の脱灰が起こりにくいのです。
つまり、酸性の強い食事の直後は歯ブラシで歯を磨かない方が良いといえます。
一時間ほど経って、口の中が唾液で中和されるのを待ってから、歯を磨くようにしましょう。
お酢や炭酸水、柑桔類なども強い酸性です。
災害時の感染症対策(トイレ)
災害はいつ起こるかわかりません。
普段から自己防衛手段を身につけておきましょう。
災害時には、電気や水が止まってしまいます。
困るのが水洗トイレなどの問題です。
下水用マンホールへの処理が一番安全です。
いざという時のために家の周りの下水用マンホールを確認しておく事も大切です。
ポンチョなどを着用すると、周りに分からず、また手軽です。
ただし転落などには注意してください。
専用ポンチョや専用のテント,マンホールトイレキットなども市販されています。
スポーツ現場感染予防対策(ユニフォーム)
スポーツの試合の後、よくお互いの健闘をたたえあってユニホームの交換をします。
通常ユニホームは、健康な皮膚が触れるものなので感染のリスクは低く、ケガをしていなければ、 神経質になる事はありません。
ただ、血液・体液(汗・涙以外)・排泄物などで肉眼的に汚染 されているものはすべて感染性リネンとして取り扱って下さい。
江戸時代の感染の予防
日本の手ぬぐいの歴史は古く、奈良、平安時代から続く独特のものです。
色々の用途に使われ、結び方も多種多様です。
とりわけ注目したのは、感染対策にもなっている、汗や浮遊菌を防ぐ役割を持つ、頭に被る手ぬぐいです。
髪に埃などがつくのを防いでいます。また鉢巻は汗止めにしているのでしょう。
実は、髪の毛は、浮遊している粉塵・飛沫物や汗・皮脂などで非常に不衛生なのです。
古くから、調理や洗濯、掃除の時に手ぬぐいを頭に被ったり、結んだりしている様子を描いた絵があります。
昔から日常生活において衛生面で配慮があったことが伺えます。
色々な用途によって結び方も様々です。
日本の独特の手ぬぐい文化に感動です。
スポーツ現場感染予防対策(出血)
スポーツ時、もし出血している選手を確認した場合。
直ちに止血処置(手当)を行なう。
止血しない場合その選手のプレーへの参加を停止する。
他の選手へ血液が付着していないか確認する。
必要な場合は清拭、消毒を行なう。
血液の付着したユニホームの着替えを行なう。
全てスタンダードプリコーションの概念に基づき処置(手当)を行なってください。
また、各競技規則に従ってください。
応急処置(手当)後、病院などで専門的な処置を受けてください。
江戸時代の感染予防
感染予防は手洗いからといわれます。
昔の日本はどうだったのでしょうか。
日本では綺麗な清水が湧き出る場所が沢山ありました。
そのためか、手を洗っている絵や古写真が残っています。
手を洗い清めるという文化は水が綺麗だから生まれたものかもしれません。
江戸時代の日本のものづくり
現在も江戸時代も歯の痛さは同じだったようです。
その当時は適切な歯科医療も発達していませんでしたので歯が痛むと「祈願」「おまじない」「生薬」「漢方薬」「針、灸」などで痛みが薄れるようにしていたそうです。
上写真は歯を抜いている様子です。
写真の下の方に見えるのは木で作った入れ歯です。
上写真は木で作った実際の入れ歯です。
材料は、木の黄楊(つげ)でした。
日本の木の入れ歯は世界で最も古く、性能も良かったようです。
現在の入れ歯と同じ吸盤の原理を用いて粘膜に吸着させ、食事をしても落ちなかったようです。
一方当時の世界の入れ歯は食事などできず、顔貌の見た目がよくなる程度でした。
日本のものづくりの技術は古くからすばらしかったことが伺えます。
作法と感染対策
神社・仏閣に行ったときは手や口を清めるためよく柄杓(ひしゃく)が置かれています。
色々な作法やしきたりがあるようです。
感染対策としても昔の方はよく考えていたのだなと感心します。
手水舎(ちょうずや・てみずや)は、参拝者が身を浄めるために手水を使う施設のことで水盤舎(すいばんしゃ)とも呼ばれるそうです。
手や口の清め方はウィキペディアによると、
右手で柄杓を取り、手水を掬う。最初に左手を清め、柄杓を左手に持ち替えて右手を清める。
もう一度右手にその柄杓を持ち替え、左の手のひらに少量の水を溜めて(柄杓に直接口をつけない)その水を口に含み、音を立てずにすすいで口を清めた後、左手で口元を隠してそっと吐き出す。
そして、柄杓を両手で持ち、やや立てるように傾け、残った水が柄の部分を洗うように流す。柄杓を元の位置に静かに戻す。
神社・仏閣には沢山の来場者が来られます。
昔からの作法はじつによく考えられ、理にかなっているのです。
口を直接柄杓につけないばかりか、口に含んだ水が飛び散らないように手で覆いながらそっと吐き出す。柄の部分も次の方のために洗っておくのは日本人の心遣いの表れです。
足の疲労箇所と身体バランス
ゴールデンウィークも終盤です。もう家路について、旅の疲れを癒している方も多いかもしれません。
上写真は、江戸時代の宿・旅籠の風景です。
向かって右側には土埃のついた足を洗おうとしている旅人がいます。
宿の人がたらいを用意してくれています。
近年、足浴には疲労解消や心身のストレス緩和効果もあるといわれ、注目されています。
足浴ができない場合でも、靴を脱いで裸足になるだけでリラックスできますよ。
裸足になる事で足指の毛細血管の圧迫が開放され血液循環もよくなります。
ところで、いつも同じ足の一定部位が疲れる、或いは痛めている場合、重心の偏りがあるかもしれません。
事実、重心が偏っている部分の靴底のすり減り方が、激しくなります。
上写真の靴の持ち主の身体の重心は、右足の踵の右外側の部分です。
重心が偏っているとすり減り方が非常に大きくなるのです。
身体の歪みや咬み合わせから体幹がずれてきます。
重心の偏りがなくなると均等に靴底が磨り減ったり、力が分散される分、足も疲れにくくなります。
江戸時代の感染予防対策
上写真は江戸時代の楊枝店、今で言う歯ブラシのみを売っていた店です。
よく繁盛していたようです。
向かって左の棚にあるのが房楊枝です。
上写真は房楊枝で丁寧に歯を磨く女性です。
いつもよく房楊枝で歯を磨いていたみたいです。
明治時代に入りアメリカから歯ブラシが入ってきて房楊枝はその姿を消しました。
上写真は江戸時代の武士たちの宴会風景です。
各々自分の箸が自身の傍らに置かれています。
それとは別に、中央の大盆の料理には取り箸が添えられています。
昔から食事の作法として、取り箸は欠かせないものですが、感染症などの予防のためにも大変良い事です。
何しろ抗生物質や予防接種などないのですから、普段の生活から注意を払っておかなければなりませんでした。
スカイツリーと五重塔と人体のバランス
東京スカイツリーがいよいよオープンです。
かたや五重塔は日本独自の建築技術ですが、地震に強い設計になっています。
中央に心柱が一本通っていてその柱は屋根などのほかの骨組みとは繋がっておらず独立しています。
揺れに対して各々が独自に揺れることによって互いの動きを打ち消し合うことで、塔全体の揺れは小さくなるのだそうです。
また屋根がヤジロベエのようになっていてバランスをとっています。
スカイツリーもその技術を応用して真ん中に太い鉄筋コンクリートの柱をたて、それを骨組みとジャッキで繋いでいるだけだそうです。
柱は高さ百二十五メートルまでを塔に固定し、それより上は塔との接続部分に若干の「遊び」を設け、柱が動くようにしてあるのだそうです。
http://pedpa.co.jp/library/tower.html
http://www.nikken.co.jp/ja/skytree/structure/structure_04.php
人体も顎は筋肉でぶら下っていてヤジロベエ的な働きをしています。
顎は地面から一番遠くに位置し自由に動きます。
バランスよく立っている骨格模型の人形を前屈させてもバランスよく立っています。
真っ直ぐ立っている時の顎の位置に注目してください。
屈した姿勢になると口が閉じました。 顎が動きました。
この様に顎は筋肉でぶら下っているだけなのですが、ヤジロベエの様にバランサーの役割をしているのです。
体勢によって顎の位置は体幹が安定するように変わるのです。
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